インコ

自立生活センター東大和

 もうやめようよ!障害者自立支援法 10,31全国大フォーラム


10月30(木)・31日(金)

  最近の障害者自立支援法の動向はめまぐるしいものです。これは、わたしたち障害者だけでなく、家族や福祉従事者、ひいてはすべての人にとって関係のある話です。2007年度の「特別対策」、2008年度の「緊急措置」といったように、毎年立て続けの経過措置をとっています。これは期限付きのものであり、いつ無くなってしまうかわかりません。
  こうして何度も場渡り的な、対策を打ち続けるのではなく、障害者自立支援法を撤廃し、当事者の困っている声や、障害者権利条約の理念を取り入れた新法を作ることが求められています。そういった趣旨の元、このフォーラムは行われました。
  今回は、一日目に国会議員要請行動でした。CIL東大和は参議院会館での要請を手伝いました。私、小日向が入った班は、3階北側の棟担当でした。議員本人が話を聞いてくれた部屋や秘書対応の部屋は、班長が全体の趣旨説明をしてから、障害当事者が交代で実情を説明しました。留守の事務所には、ポストにいれておきました。中には、議員本人が陳情を受け取るものの、話を聴いてくれない人がいたのが残念でした。部屋を回る合間の待機時間には、各地から要請に来ていたので東京都以外の話も聞くことが出来ました。特に慢性的な人材不足、低い介護報酬単価が挙げられるということでした。終了後に報告会で全体の班の感触を伝え合って、散会しました。
  二日目 日比谷野外音楽堂にて まず、野外音楽堂の方での集会でした。知的な障害を持つ人、一目では分からない高次脳機能障害の人等、様々な立場の当事者がステージで、自分の状況の大変さを訴えました。会場にも同じような状況にある人たちが多く、訴えに共鳴して怒号や同意の声が響きました。当日は6500人以上の人が一丸となっていました。
写真写真
 その後、厚労省前組みと銀座組みの二手に分かれて、デモ行進です。わたしたちは、銀座組みに参加して東京駅の近くまで続きました。人通りが、ごった返すというわけには行きませんでしたが、多くの人に聞いてもらうことができました。「NO!」という用紙を掲げつつ、障害者自立支援法の撤廃、ヘルパーの育成等、障害のある人が地域生活を現実的になせる水準の福祉サービスを求める内容のスローガンを叫びました。